「けいはんな学研都市」は学術研究の新たな拠点として30年ほど前から都市整備が進められたものの、 研究所の誘致が今一つだったようで未だに空地も目立つ。
一方、主に南西側の住宅区域は学術研究と全く関係無く普通のニュータウンとして発展しており、 ゆえに最近は研究所ゾーンにホームセンターやファーストフード、ファミレスなどが侵食してきている。まあそうなるわな。
さてそんな学研都市の一角にある公園を散歩していたところ、高台のほうに円筒状の建物を発見。なんだろう。
何か意味ありげで実は何の意味も無いかも知れない白いオベリスクから伸びている階段を上ってみる。
階段を上った先には・・
・・なんじゃこりゃ。
階段下のものと呼応した黒いオベリスクと、謎の金属製の球体。
日時計のような機能も無さそうで、周りに説明の看板なども無く詳細は不明。
* * *
さて、円筒状の塔の方だが・・
大河原邦男のテイストを感じさせるデザインの塔の周りはフェンスで覆われていて、これ以上近づけないようだ。
塔の上部についているマークは、もしや「新造人間キャシャーン」に出てくる「アンドロ軍団」のエンブレム?
ということは、この建物はアンドロ軍団の基地もしくは研究所ということか。
思い出したが、昔「ファンタズム」というホラー映画で、銀の球が飛んできてフォークのような刃が出て人間に突き刺さるってのがあった。
先ほどの大きな金属球もアンドロ軍団の新兵器と考えると、なるほど合点がいく。
一見平和なこの学研都市でまさか新兵器の開発が進行していたとは。
←高台からの眺望
後日調べたところ、この塔は上水道の配水池の水槽で、上部のマークは精華町の町章らしい。キャシャーンの助けはいらなさそうだ。
大きな金属球の正体はわからないままだが、この地区に住むパチンコファン達が必勝祈願で建立したモニュメントかも知れない。(←うそ)
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