出張で大分に行った際、訪問先から帰る途中にお城が見えたのだが、なぜか霞んで見える。
仕事のやり過ぎで(うそ)最近は目が悪くなる一方だし、俺も年には勝てんなー・・とか思いつつ、よく見るとどうも霞み目とは違うようだ。
えーっとこれ・・スケルトンのお城?骨だけ?
案内板によるとここは府内城というお城で、天守閣は江戸時代に焼失したあと再建されていなかったのだが、 数年前のイルミネーションイベントで「仮想天守」と銘打って蘇ったらしい。
高さは約30メートル、見事に鉄パイプと足場で組み上げられている。 これにLEDの電飾が取り付けられ、在りし日の天守閣の姿が夜の府内城址に煌々と浮かび上がるという訳だ。
実際に天守閣を忠実に再建するとなると建設費も維持費も結構なお金がかかるところ、この鉄パイプなら比較的安価に「市のシンボル」を再現でき、 かつ幻想的なイルミネーションで観光客も呼べるという、なかなか秀悦なアイディアである。
←現存する天守台からの眺め
さすがに鉄パイプの天守閣の上から眺望を楽しむことはできないけど。危ないしね。
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ちなみに大分ではこのLEDイルミネーションを観光の目玉にしているようで、大分駅前もかなり力が入っていた。
何だろう・・平日でこれだけの盛り上げっぷり。
クリスマスシーズンとかいったいどれだけ派手にやらかしたんだろうか。見てないけど気になる。
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