京阪中之島駅の改札を出たところの自販機で、温かい飲み物を買おうとしてふと気が付いた。
あれ・・?
「じっくりコトコトとろ~りコーン」という商品が2つ並んでいるのだが、左が¥120円、右が¥130円。
同じ商品・・だよね? なんで値段が違う?
困惑する俺。しかしこの不可解な状況を合理的に解釈せずにいられない俺の本能からか、ある仮説が浮かんだ。
【仮説1】:単なる表示間違い
実はどっちも¥130円で、単に商品補充担当の人が左のほうの表示を間違ったとか。
仮説を検証すべく、試しに¥120円だけお金を入れてみた。
左の¥120円表示のほうだけ点灯。表示間違いでは無く、値付け設定そのものが左右で違っているようだ。この仮説は却下。
じっくりコツコツよく見てみると、同じ商品だが左と右で缶のデザインが若干異なっていることに気付いた。
あ、わかった。
【仮説2】:左の商品のほうが製造が古く、賞味期限が切れそうなので自販機ベンダが早く捌きたい
きっとこれだ。左が古い(たぶん)デザインになっているのがその証拠。俺は確信した。
古いと言ってもさすがに賞味期限はまだ切れて無いだろうとの推定のもと、仮説を検証すべく¥120円のほうの商品を購入してみた。
「2019.08.28」
あれ・・全然古くないやん。
気がつけば結局「じっくりコトコトとろ~りコーン」を購入してしまっている俺がいる。
結局値段の違いが何なのかはよくわからなかったが、もしこれが実は消費者心理を突いた 自販機ベンダの高等販売戦略だったら大したものだ。
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