ダイダラボッチと謎の巨大キノコ[後篇](生駒山)2016.10.15


(前篇はこちら


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十三峠の踏破から約3週間後。今回は奈良側からまず鳴川峠に向かう。

近鉄元山上口(もとさんじょうぐち)駅から千光寺というお寺の近くまで歩き、お寺の横の山道を川伝いに登っていくルートになる。
ちなみに駅名の「元山上」というのは千光寺の別名らしい。

峠までの山道は舗装されていない箇所も多く、雨が絡むと道のコンディションが悪くなる。小さい子どもはこの鳴川峠ルートには連れて来ないほうが良さげ。

なおgoogleマップでは「鳴川峠」は表示されるものの、峠に至る奈良~大阪の山道は表示されないため、別の山歩きマップを頼るしかない。

鳴川峠 ←鳴川峠(手前が大阪側)

この日は天気もまあまあで、無事鳴川峠に到着。

この鳴川峠は実は9月に東大阪側から踏破していたこともあり、今回はここから南に進路を変え、「生駒縦走路」なる山道を通って十三峠に向かってみる。


峠から少し歩いたところで、目の前に何やら怪しい物体が登場!

なにこれ なんだこれ

えっと、なにこれ・・

巨大キノコ?

巨大キノコ。トイレか?

キノコの横が開いている。もしやトイレ?それにしては小さいか。

恐る恐る中を覗いてみると・・

中は何もない

・・何もないやんけ。


いったいなぜこんなところに巨大キノコなのか。何の用途なのか。

キノコの生息にふさわしく(?)日当たりの悪いこの草むらで、汚れて色もくすんだこのキノコが子どもの遊具になるとも思えない。

椅子も無いので休憩所にもならないし。荒天時の避難所くらいか。


説明の看板等も無いため、疑問を残しつつ先に進む。

引き続き「生駒縦走路」を20分ほど歩いたところで・・ キノコまた出た!

また出たよ巨大キノコ

しかも今度は、子どもキノコまでいるぅ!

親子キノコ

腰掛けを意図した子キノコの造形から鑑みるに、この巨大キノコはやはり休憩所の意図で作られたオブジェと思われる。

この狭さで椅子も無いので、わざわざ進んで中に入りたいとも思わないけどね。


誓いのリング 説明書き

↑「鐘の鳴る展望台」の「誓いのリング」
 南京錠を取り付けてカップルがお互いの愛を誓うのだが、実は3年ほどで取り外して溶かされる

大阪の眺め←展望台からの大阪の眺め


ちなみに生駒山では色々なキノコが採れるが、触っただけで炎症を起こす最凶の猛毒キノコ 「カエンタケ」が時々発生するらしい。

巨大キノコは全然怖くないけど、山中のリアルキノコには注意が必要だ。


これで生駒山の峠はほぼ征服したことになるが、ダイダラボッチや巨大キノコの謎も解明されていない。俺の生駒山の探究はまだまだ続く・・のかな。



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