奈良の町の東に構える若草山は高さ342ｍ、観光客が軽い気持ちでひょいっと登ることができる山である。
ちょっと登っただけでかなり眺めが良くなる。夜景なんぞもさぞ綺麗なことだろう。
さて山頂から奈良盆地のパノラマを楽しんだ後、山から下りてくる途中で見かけた立札。
「山林内 」？？
・・・ええ、ここは確かに山林内ですが何か？
かわいそうなこの立札は全くメンテナンスされていない様子で、「山林内」以外の文字がすっかり消えてしまっている。
イラストらしき痕跡もあるものの、これが何のイラストだったのかも判別不能。
しかもこの立札、何だか傾いているし。
「山林内 」。
我々観光客にいったい何を主張したいのだろうか。全くニヒルな、斜（しゃ）に構えた立札である。
まあ、「山林内 立入禁止」とか、「山林内 火気厳禁」とかなのだろうけど。
まさか「山林内 鹿注意」なんてことはないだろうが、この辺りも鹿はうろうろしており油断ならない。
鹿ですが呼んだ？
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