コーヒョーではない(大阪市)2012.9.1


このお店の看板を見て、店名を正しく言えるあなたはきっと関西ゆかりの人に違いない。

「KOHYO」と書いてある看板  SUPER MARKET 「KOHYO」


ページタイトルのとおり、このお店は「コーヒョー」ではない。

コーヨー(光洋)」という、関西ではおなじみの老舗スーパーである。 (2007年にイオングループになったらしいが)


一般的な表記に従えば「KOYO」になるのだろうが、なぜ関西以外の人間や真面目な小学生の誤読を誘う「KOHYO」にしたのだろう。

「H」で長音を意味したのだろうが、それなら「KOHYOH」とか「KOH-YOH」とかだろうし。

登録商標あるいはドメイン名取得の関係と推察されるが、謎は残る。


ちなみに元々「O」は英語で「オゥ」と発音するため、オ行の長音を示すものはあえてつけなくても良い。

昔、巨人の王選手のユニフォームの表記で「O」に「H」をつけて「OH」にしたのが「H」づけが広まったきっかけとの説がある。

確かに王選手の場合、「O」だけだと「0(ゼロ)」と誤読されるし、「OH」のほうが格好いい。

しかし例えば大矢(おおや)選手に「H」をつけると「OHYA」→「オヒャ」と読まれてしまう。これはいただけない。


まあ、コーヨーに関して言えば、お客さんの大半が皆「KOHYO」=「コーヨー」と認識しているのであれば問題ないのだろう。

「KYON2」を「キョンキョン」と読ませたほどの傲慢さは感じられない。


ちなみにコーヨーは2012年6月現在、53店舗もあるらしい。お客様からの評判は総じてコーヒョー(好評)である。
・・・というオチは読めたな。



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